群馬県議会 2022-10-03
令和 4年第3回定例会産経土木常任委員会(産業経済部及び労働委員会関係)−10月03日-01号
新進気鋭の有識者に意見を聴くのもよいが、苦しんでいる
事業者の現状もしっかり見てほしい。
◆
鈴木敦子 委員
新
ぐんまチャレンジ支援金について、当初は、
申請件数が7,000件程度、法人対個人の比率が4:6と想定されていたと認識しているが、現状では、個人の申請が伸び悩んでいると感じている。
先日、個人の
事業者さんから話を聞く機会があったが、
個人事業主の場合は、申請を専門に行う
事務職員等がいないことから、申請に係るハードルがかなり高いことが原因であると考えている。
そのような
事業者の申請を後押しする仕組みは何か考えているか。
◎神久
感染症対策産業経済支援室長
支援金専用の
コールセンターを設けており、連日、100件ほど対応をしている。
◆
鈴木敦子 委員
コールセンターでは、
申請手続の伴走型の支援や
申請書類の書き方など細かく教えてもらえるのか。
◎神久
感染症対策産業経済支援室長
コールセンターのほか、
商工会議所等と連携し、窓口で相談できる体制を整えている。
◆
鈴木敦子 委員
事業者は、
原材料費が値上がりする中でそれぞれ何とか売上げを確保しようと努力し、又は、維持しようと工夫をしている。
今回の
支援金は、
原材料費の値上がりにより売り上げが下がっているというのが一つの条件になっているが、売上げが下がらないよう努力をすることで、
支給要件に該当しなかったケースは、支給になる方法はないか。
◎神久
感染症対策産業経済支援室長
まずは、令和4年4月に行動制限が解除された状況においても、売上げが伸びない
事業者を支援する必要があると考えた。しかしながら、今回、4・5月の売上げは伸びる一方、新型コロナ第7波や原油価格・物価高騰の影響で、夏以降、売上げが減少した
事業者の厳しい現状を踏まえ、
支給要件を緩和したところである。
◆
鈴木敦子 委員
引き続き
事業者の声を聞きながら、見直しをしてもらいたい。
次に、外国人労働者についてお聞きしたい。外国人労働者を本県に呼び込むことは前向きに捉えているが、一方で、地域住民の中には、外国人の住民との間に生活の中であつれきを感じている方もいるという話も聞いている。そのため、外国人労働者が県内で就労するに当たり、受け入れる企業への支援も必要と考えるがどうか。
◎設樂
労働政策課長
県では企業向けに外国人労働者とのコミュニケーションの取り方等のセミナーを開催するほか、ワンストップセンターを設置し、外国人県民からの困りごと相談、支援する側からの相談にも対応している。これらを周知しつつ、地道に相互理解を支援してまいりたい。
◆
鈴木敦子 委員
外国人労働者は、居住環境がよくないというのが標準になってしまっていると感じている。外国人労働者を受け入れる企業に対しても、日本人の労働者と同等の受入態勢を整える意識が大切と考えるが、県として、対応できることはあるか。
◎設樂
労働政策課長
外国人労働者にも労働基準法が適用され、雇用環境等に関する相談があれば、労働局とも連携して対応している。また、受入企業の優良事例を他の県内企業へも
情報提供するなど、受入環境の底上げにつなげたい。
◆
鈴木敦子 委員
海外からの外国人労働者に対して、日本の労働のルールや労働基準法などをしっかりと教えていくということも必要になってくると思う。
◆伊藤清 委員
新
ぐんまチャレンジ支援金について、対象月数を延長していただいたことについては、感謝申し上げたい。
しかし、
支援金を申請するためには、経費を立替払しなければいけないことなど、
事業者にとって使い勝手の悪い部分もあると感じている。また、実際に申請し、
支援金の交付が認められたケースは
申請件数の3分の1程度とのことである。対象月数を延長したこともいいが、それよりも、
事業者に寄り添った使い勝手のいい
支援金にしていってほしいと考えるがどうか。
◎大久保
産業経済部長
申請に当たっては、記入方法の例示、提出書類の簡素化、各種特例等を設けるなど、
事業者が申請しやすいように制度設計を行ったが、今回、社会環境の変化に伴い、対象要件の一部を見直したところである。今後も多くの
事業者に使ってもらえるよう、更なる周知を図っていきたい。
また、
支援金の先払いについては、不正申請や不正利用を防止するために、確定検査が必要になり、手続や手間が増えてしまうという懸念がある。できるだけ
事業者に寄り添った支援をしていきたいと考えているので、今後も必要に応じて見直しの検討を行ってまいりたい。
◆伊藤清 委員
全国旅行支援の予算額は、愛郷ぐんまプロジェクトの残額ということだが、国の追加支援が期待できるのであれば、11月末まで実施することとしてもよいのではないか。また、クーポンについては、各市町村が発行した方がよいと思うがどうか。
◎相川
戦略セールス局長
国にも予算の
追加交付を要望しているところであるが、11月や12月に予約が集中し、10月に予約ができない状況を避けるため、一旦は10月末までの実施とさせていただいた。今後の対応については、できるだけ早めに決めていきたいと考えている。
また、これまでは、宿泊施設のある市町村だけクーポンを発行していたため、それ以外の市町村の店舗に対してはクーポンの恩恵がなかったことが課題であった。そのため、今回のタイミングで、県全域で使用できるように移行させていただいた。
◆伊藤清 委員
クーポンについては、状況を理解した。
全国旅行支援についても、引き続き、わかりやすい形で実施していただきたい。
○
泉沢信哉 委員長
以上で、
所管事項の質疑を終結いたします。
△
付託議案の討論・採決
○
泉沢信哉 委員長
これより
付託議案の採決に入ります。
議案の採決に先立ち、討論される委員は挙手願います。
(「なし」との声あり)
○
泉沢信哉 委員長
討論がありませんので、本
委員会に付託された議案のうち、
産業経済部、
労働委員会関係の議案について採決いたします。
はじめに、第100号議案について、これを原案のとおり可決することに賛成の委員は挙手願います。
(挙手全員)
○
泉沢信哉 委員長
挙手全員であります。
よって、第100号議案は、原案のとおり可決することに決定いたしました。
次に、第120号議案について、これを原案のとおり可決することに賛成の委員は挙手願います。
(挙手全員)
○
泉沢信哉 委員長
挙手全員であります。
よって、第120号議案は、原案のとおり可決することに決定いたしました。
最後に、第135号議案について、これを原案のとおり可決することに賛成の委員は挙手願います。
(挙手全員)
○
泉沢信哉 委員長
挙手全員であります。よって、第135号議案は、原案のとおり可決することに決定いたしました。
△請願の審査
○
泉沢信哉 委員長
次に、請願の審査に入ります。
本
委員会に付託された請願のうち、
産業経済部及び
労働委員会関係の請願は継続が2件であります。
はじめに、第28号について執行部から説明願います。
◎設樂
労働政策課長
(第28号「「全国一律最低賃金制度の実現と中小企業支援の拡充を求める意見書」の採択を求める請願」について説明)
○
泉沢信哉 委員長
説明は終わりました。
第28号の取扱いについて、いかがいたしましょうか。
(「継続」との声あり)
○
泉沢信哉 委員長
「継続」との声がありました。
それでは、挙手により賛否を問います。
「継続」に賛成の委員は挙手願います。
(挙手全員)
○
泉沢信哉 委員長
挙手全員であります。
よって「継続」と決定いたします。
続いて、第30号について執行部から説明願います。
◎上山
産業政策課長
(第30号「小企業・小規模
事業者の経営支援を求める請願」について説明)
○
泉沢信哉 委員長
説明は終わりました。
第30号の取扱いについて、いかがいたしましょうか。
(「継続」との声あり)
○
泉沢信哉 委員長
「継続」との声がありました。
それでは、挙手により賛否を問います。